ルイヴィトン財団はパリの西部、ブローニュの森の中、「アクリマタシオン公園」の近くに位置します。総面積846ヘクタールのブローニュの森には、湖や小川、池、そしてグランカスカードと呼ばれる大きな滝があり、19世紀中頃のパリジャンたちに愛される憩いの場所でした。そのブローニュの森の中に、1860年10月、ナポレオン3世と皇后ウジゥニーが、アクリマタシオン公園の開園を宣言します。こうしてブローニュの森の中に、彼らの愛した英国式庭園を基にした美しい庭園が完成しました。この公園は、散策者、知識人、芸術家たちの人気の場所になりました。又子供たちにも素晴らしい場所になり、1860年の開園以来、沢山の子供たちに楽しい思い出を与えた場所でもあります。…
ルイヴィトン財団の建設は、景観整備計画に完全に沿い、アクリマタシオン公園が創設当初から掲げるスピリットを守りながら、この場所を現代的に新しく生まれ変わるのを可能にしました。文化に対して独自の世界観を展開するルイヴィトン財団は、フランス及び世界に対して現代芸術を広めて、推進していくという使命を掲げています。
2014年10月27日のオープニングから本日まで、"一般大衆との対話を開き、芸術家や知識人に対話と省察の場を提供する新しいスペース"(ベルナール・アルノーLVMHグループ取締役会長)として、多くの展覧会やコンサートを企画し、訪れる人々に新しい驚きと感動を与え続けています。(現在ニューヨークMOMA美術館の展示が3月5日まで開かれています)