Picasso's last house went up for auction in Mougins

モナコから30分ほど車で走ると、南仏カンヌにも近い小高い丘の上に、ムージャンと呼ばれる昔の風景を残す美しい村があります。標高269mにありカンヌ湾とレランス諸島を見る事が出来、内陸方向には香水で有名なグラースの街とプレアルプスの山並みを眺められます。

紀元前1世紀頃はリグリア部族の首都であり、ローマ時代にはアウレリア街道上の馬車宿として重要な所でした。18世紀からオリーブ畑、ぶどう畑、ジャスミン畑などの仕事で村は豊かになって行きました。19世紀後半になるとこの土地の立地と気候の良さから多くのフランス人や外国人、著名人たちが住む様になりました。

最も有名なのは画家パブロ・ピカソで す。彼はノートルダム・ド・ヴィ礼拝堂の隣にあって、カンヌ湾を見下ろせる理想的な場所に家を建て人生の最後までこの家に住み仕事をしました。この素晴ら しいロケーションの家は、ピカソが亡くなった後もその姿を残し、オーナーが変わりながら今も存在しています。そして本日、オークションに出品されて2千万ユーロ(日本円で約27億円)で落札されました!さすがピカソ!ですね。