5月も終わりの日、歴史的建造物を布なので包む作品で知られる現代美術家のクリスト氏が亡くなったと言うニュースが流れました。これ迄の彼の壮大なアートワークに敬意を表して… カステリドールのお人形もピンクの布で「梱包」…
現代アートは、それまでの芸術の枠からかけ離れた不可思議なものや難解な作品が多く有りますが、クリストの作品は「梱包」がテーマの大掛かりなもので、見る人々を驚かせました。巨大な建物、有名美術館や川に掛かる橋、身近な公園に緑豊かな島までも彼の梱包で一瞬風景を変えて、ユニークで新鮮なショックを与えました。「囲まれた島」(1983年アメリカ・フロリダ州)、梱包されたポン・ヌフ」(1985年フランス・パリ)、1991年には「アンブレラ・プロジェクト」をアメリカ・カリフォルニア州に1760本の黄色い傘と茨城県の水田地帯に1340本の青色の傘を同時に点在させました。壮大な彼の作品「梱包」は、日用品の梱包から始まったと言いますから、もしかすると…おもちゃやお人形も…綺麗な色の紙や布に包まれていたかも知れませんね！
