French Artist
ちょっと寂しげな表情の少女が大きな人形を抱えている19世紀のオイルペイントです。19世紀後半はフランス人形が世界的に有名になった最盛期であり、この時期の少女のポートレートには人形が一緒に描かれているものが多く存在します。少女と人形の衣装や髪型などで当時の流行を見る事ができます。
少女の幸福そうな表情が多い中、この作品の女の子は少し寂しげで泣きそうにも見えます。大きな人形を落とさない様にしっかり抱いて…きっと自分の気持ちを立て直す様に…少女の頃の自分の様な…遠い昔の一場面が甦る作品です。